昨日NHKで100分で読める名著?!という番組でブッダの本をやっていました。
ヨガは宗教とは関係ないとは言え、やはりインド発祥の物。ヨガの本当の目的は心の死滅です。
心が動じない事が真の幸福へと導くこの状態が三昧といわれるいわゆる悟りの境地のようなものです。
昨日は丁度脳科学とブッタの真理の言葉が言わんとしていることを分かりやすく解説していました。全4回らしいのですが、昨日が4回目・・・・。全部みたかったなぁ・・・。
凄く分かりやすかったです。
ヨガでは認知間違いについてよく勉強します。
昨日はそれに良く似ていて、目の錯覚であるはずの無い三角が見える現象について解説していました。
実際に三角形は書かれていないのに、目は三角形を認識している。その認識は自分の過去の経験などから、脳が目からの情報を細くして陰影を作り出し、見えないものを見せてしまうというものです。
ヨガでは夕暮れの切り株というたとえ話が有名です。
薄暗い中に切り株があります。それを見た人はそれぞれに違う認識をするのです。
恋人と待ちあわせをしていた女性は 「彼がもう来ているわ」
先ほど泥棒してきた男は 「もう警察が俺を捜している」
狩にきたハンターは 「あそこに獲物がいる」
など、今の自分の状況や気持ちがなんとなく手足があるように見えるただの切り株を自分が今会いたい人や物、もしくは会いたくないと強く思っているものに見えると言うものです。
私も蛇が大嫌いな父に、丁度薄汚れたロープがあったので、玄関前においておきました。
買い物帰りの薄暗い時、「蛇!!助けて!!」父に言うと凄くビビっていました。
後からいたずらがばれて、凄く怒られたけど、凄く面白かった経験です。
人は思い込みが強すぎると疑心暗鬼になってしまいます。自分の噂をしているんじゃないか、何か裏があるのかもしれない・・・。
そんな気持ちで過ごしていたらきっとストレスだらけですよね。
客観的に物を見る、あるがままを見る。それはとても大切なことだとブッダもヨガの師もまた説いています。
身体は常に衰え、死へと向かっていくが、心はいつでも鍛えられ、強く綺麗で幸福に向かうことができる
とてもよい教えだと思います。ヨガ、ヒーリングは肉体だけでなく心を癒す、鍛える作業だと思います。
どうか、皆様認知間違いをしないでくださいね。
私も持ってます